2011年4月1日金曜日

ドイツ旅行記

先月、何日かドイツに滞在しました。


出発前日に親父にロシア航空を使うということを話したら、笑われた。。
ケチって格安航空券で行ってきましたが・・・。
やはりというか、経由地のモスクワのシェレメリェボ空港はもはや聞きしに勝る酷さでした。

ボディチェックは超厳密、かつ超スローペース。職員同士でダベっているし、とにかくやる気がない。。コンビニで働いているDQNっぽい奴らの方が まだマシな接客だと思う。そのせいで乗り継ぎの時間にゲートに辿り着けなかった。まあ、飛行機も1時間遅れとか当たり前みたいで、余裕で間に合ったけど。
あと、案内が無い、全部がロシア語。唯一の救いは搭乗員はいい感じだったことと、クソ安いこと。機内食はクソ不味かった。
恐いもの見たさで使ってみて後悔しました。もうあんな会社二度と使わない・・・。




とにかく、ずっと行きたかったベルリンに辿り着いたときは興奮した。ここで見たものの全てが刺激になりましたね。
写真博物館をはじめ、数十に渡るコンテンポラリーアート等のギャラリー。
ヨゼフ・ボイスの展示を見れたのもものすごく貴重だった。

ユースホステルも凄かった。僕が泊まった所は、宿の下にクラブがあってビールを無料で飲みながら踊ったり、世界中から来てるバックパッカーと会話したりでとても刺激的だった。(自分の英語の話せなさに反省はしたものの・・・)

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何日か滞在する中で、何人か日本人バックパッカーと会い、彼らの話を聞くのもまた、おもしろかった。




それから、ハンブルクへ行く。
ここではゲルハルト・リヒターの展示が二カ所で行われていた。これも目的の一つだったけど、
自分が最も興味のある分野の一つであるドイツ写真家の作品はものすごく刺激になった。僕の置かれた環境において、あまりポピュラーなものとは思えなかったがここでは全く違う。
ドイツから著名な写真家(アーティスト)が昔から数多く輩出されているのは有名だけど、ゲルハルト・リヒターの存在がものすごく大きいことをとにかく実感した。絵画と写真の相互関係、その境界を意識した企画展でリヒターの影響を受けた作品をたくさん見てきた。

ハンブルクで泊まった宿もかなり刺激的で、自由人というか刺激的な生き方をしているヨーロピアン達と友達になれた。
宿での出会いは海外旅行の醍醐味かもしれません。



あとはブレーメンやリューベックに行って世界遺産とか中世ヨーロッパっぽい建物とか、いかにもな観光した。

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ビール、15種類ぐらいは飲んだな。ドイツビールはもっと色々飲んでみたい。
あっちで安く美味く、美しいビールをたくさん飲んだせいで、日本のチェーン居酒屋のビールがぼったくりに思えてきた。(美味い所は本当に美味いですが!)




旅の途中に、日本で地震が起きて
ドイツ国内のあらゆる報道機関がトップニュースで取り上げ、連日速報が流れた。
ドイツですさまじい津波の映像を見ているのが辛かった。
僕が日本人だと解り、心配の声をかけてくる人がたくさんいた。

翌々日にはハンブルクで大規模な原発反対デモが起きて、現場に潜入。
日が暮れて、デモ参加者はローソクに灯をともし、日本に黙祷をささげた。
1分ぐらいだったかな。2000人はいるであろう観衆が一斉に静まり返った。
とにかくドイツでは日本の震災、原発問題を受けて動きがたくさん起きた。
原発が凍結した日の民衆の歓喜・・・。
忘れないように、たくさん写真を撮った。

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帰国の日、ドイツで日本関連のニュースを見ていて「本当に帰れるのか・・」と心配でしたが、何とか帰れて良かった。
帰って気がついたけど、東京はもともと結構異常だったんだと思った。人が多すぎる。帰って早々嫌気がさしました。





もう一度ドイツへ行きたい。というか1ヶ月くらいヨーロッパを回りたいです。というかいっそ1年~2年ぐらい旅したい・・・。
シュウカツとか卒制とか単位とか、色々待っていますが、4年を前にドイツ行けたのは大きかった。

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